人間って、自分の中で予測している結論に、事実を寄せようとする傾向がありますよね。
例えばこんな経験ありませんか?
スーパーのレジにて、「有料のレジ袋はどうされますか?」という店員さんからの問いに対して……。
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「いいえ、要らないです」と答えているのに、「何枚ですか?」と言われちゃうようなシチュエーション。
↑きっとこの店員さんの中では、さっき迄ずっとレジ袋を買うお客さんが続いていた等の状況から、「次のお客もレジ袋要るだろう」って予測があり、そのため「要らないです」と言われても、要るであろう前提で「何枚ですか?」って言葉が出たのでしょう。
男女の色恋沙汰でも、「仕事が暫く繁忙期だから、落ち着くまで会えないけど、落ち着いたら必ず連絡するから」と相手が言ってくれているにも関わらず……。
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自分の中で、「仕事を理由に距離を置きたいのだ」って思い込み予測があると、「わかった、もう別れたいってことね」って言葉が出ちゃうわけで……。
逆に、ネガティブな内容を言われているにも関わらず、自分の思い込み予測がポジティブだと……↓
「キミの成績だと東大受験は難しい」ってハッキリ断言されているのに……
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「でも頑張れば何とかなるってことですね!」と、教師から言われた事実を置き換え、結果として不合格になった際、「先生は何とかなるって言ったのに……!」と理不尽な恨みつらみが産まれるわけです。
思い込み予測を取っ払って、フラットに相手の言葉に耳を傾けられる人間になりたいものです……。
